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国立大学 教員の平均年間給与ランキング【2026年最新版】

国立大学の教員の給与は、法人ごとにどの程度違うのでしょうか。国立大学法人は、役員の報酬と職員の給与の水準を毎年公表しており、その中に大学教員の平均年間給与が職種別の表として載っています。文部科学省は2026年6月に、令和7年度分の資料をまとめて公表しました。

この記事では、81法人の資料から大学教員の平均年間給与を抜き出し、金額の高い順に並べました。

目次

ランキングの評価方法

本ランキングは、各国立大学法人が公表する「役職員の報酬・給与等について(令和7年度)」をもとに作成しています。

  • 指標:「職種別支給状況」の表に記載された、常勤職員のうち教育職種(大学教員)の年間給与額(平均)。時間外手当は含みません
  • 対象となる教員:同じ職種で1年を通じて給与が支給された常勤の教員です。任期付職員、再任用職員、年俸制が適用される教員は別の表に計上されるため、含まれていません
  • 対象法人:教育職種の対象人員が30人以上の78法人。30人未満の3法人は、少人数の平均となるため順位から除いています

年俸制に移行した教員が多い法人では、この表の対象人員が実際の教員数より少なくなります。また、平均年齢が高い法人ほど平均給与も高くなりやすい点にご注意ください。多くの法人で、給与には勤務地に応じた地域手当が含まれます。

国立大学 教員の平均年間給与ランキング TOP10

順位法人平均年間給与平均年齢対象人員
1政策研究大学院大学1,217.0万円54.8歳31人
2お茶の水女子大学1,169.5万円57.6歳75人
3電気通信大学1,136.2万円55.3歳173人
4横浜国立大学1,130.8万円54.2歳310人
5東京海洋大学1,122.8万円52.5歳132人
6名古屋工業大学1,107.9万円55.0歳161人
7筑波技術大学1,089.0万円55.8歳69人
8東京外国語大学1,087.3万円56.6歳100人
9一橋大学1,086.6万円53.4歳188人
10東京大学1,082.9万円48.9歳2,932人

対象78法人の平均(単純平均)は985.2万円、中央値は974.3万円でした。1,000万円以上は33法人です。上位10法人のうち8法人は、東京都または神奈川県に本部を置いています。

各大学の解説

第1位 政策研究大学院大学(1,217.0万円)

政策研究大学院大学は1,217.0万円で、対象78法人の中で最も高い額でした。対象となる教員は31人、平均年齢は54.8歳です。

同大学は学部を持たない大学院大学で、教員数が少ない点に留意が必要です。平均年間給与が1,200万円を超えたのは同大学だけでした。

第2位 お茶の水女子大学(1,169.5万円)

お茶の水女子大学は1,169.5万円でした。対象人員は75人で、平均年齢は57.6歳と上位10法人で最も高くなっています。

事務・技術職員の平均年間給与は708.7万円で、大学教員はその1.65倍です。

第3位 電気通信大学(1,136.2万円)

電気通信大学の大学教員の平均年間給与は1,136.2万円です。この表の対象となる教員は173人、平均年齢は55.3歳でした。

対象人員が100人を超える法人の中では、最も高い額です。

第4位 横浜国立大学(1,130.8万円)

横浜国立大学は1,130.8万円でした。対象となった教員数は310人で、上位5法人の中では最も多くなっています。平均年齢は54.2歳です。

第3位の電気通信大学との差は5.4万円でした。

第5位 東京海洋大学(1,122.8万円)

東京海洋大学は1,122.8万円で、対象人員は132人です。教員の平均年齢は52.5歳で、上位5法人の中では最も若くなっています。

同大学は法人の長の年間報酬でも80法人中15位に入っています。

第6位 名古屋工業大学(1,107.9万円)

名古屋工業大学は1,107.9万円でした。上位10法人のうち、東京都・神奈川県以外に本部を置く法人は、同大学と筑波技術大学の2法人です。

この表の対象となる教員は161人、平均年齢は55.0歳でした。

第7位 筑波技術大学(1,089.0万円)

筑波技術大学は1,089.0万円です。視覚障害者・聴覚障害者のための大学で、対象人員は69人と小規模です。

年齢の平均は55.8歳でした。

第8位 東京外国語大学(1,087.3万円)

東京外国語大学は1,087.3万円でした。対象となった教員数は100人、平均年齢は56.6歳です。

第7位の筑波技術大学との差は1.7万円、第9位の一橋大学との差は0.7万円と、僅差で並んでいます。

第9位 一橋大学(1,086.6万円)

一橋大学は1,086.6万円で、対象人員は188人です。教員の平均年齢は53.4歳でした。

法人の長の年間報酬では80法人中10位で、教員の平均給与と法人の長の報酬の両方で上位10位に入ったのは、一橋大学と東京大学の2法人です。

第10位 東京大学(1,082.9万円)

東京大学は1,082.9万円でした。この表の対象となる教員は2,932人で、81法人の中で最も多い人数です。

年齢の平均は48.9歳で、上位10法人の中で唯一50歳を下回っています。年齢が若いにもかかわらず上位に入っている点が特徴です。

第11位〜第20位

順位法人平均年間給与平均年齢対象人員
11東京農工大学1,081.9万円55.7歳141人
12愛知教育大学1,077.3万円55.3歳119人
13神戸大学1,074.7万円54.1歳668人
14東海国立大学機構(名古屋大学・岐阜大学)1,072.7万円55.1歳901人
15大阪教育大学1,069.9万円57.4歳81人
16京都教育大学1,064.4万円54.9歳54人
17大阪大学1,064.0万円52.9歳1,114人
18東京学芸大学1,058.3万円55.9歳191人
19東北大学1,056.1万円53.0歳929人
20茨城大学1,055.9万円56.6歳234人

第11位から第20位には、神戸大学、東海国立大学機構、大阪大学、東北大学といった大規模な法人と、愛知教育大学、大阪教育大学、京都教育大学、東京学芸大学などの教員養成系の大学が入りました。最も低い法人は弘前大学の820.1万円で、第1位との差は396.9万円です。

まとめ

国立大学の教員の平均年間給与は、政策研究大学院大学が1,217.0万円で最も高く、お茶の水女子大学、電気通信大学、横浜国立大学が続きました。上位には首都圏の比較的小規模な大学が多く、平均年齢は50代半ばです。東京大学は対象人員が最も多く、平均年齢が40代でありながら第10位に入りました。この指標は年俸制の教員を含まず、年齢構成の影響も受けるため、法人間の単純な優劣を示すものではありません。法人の長の年間報酬ランキングとあわせてご覧ください。

出典:文部科学省「国立大学法人等の役員の報酬等及び職員の給与の水準(令和7年度)」に掲載の各国立大学法人の公表資料(2026年6月公表、2026年9月30日閲覧)

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この記事を書いた人

大澤 陽平のアバター 大澤 陽平 金沢大学 非常勤講師/ポップコーン株式会社 代表取締役

ポップコーン株式会社 代表取締役。金沢大学 非常勤講師。

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