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【2025年最新版】国内の社会人学生受入数が多い大学ランキング

国内の社会人学生受入数が多い大学ランキング

少子化で18歳人口が減少するなか、政府は社会人のリカレント教育を推進し、学費支援やオンライン授業など柔軟な履修制度を整備しています。大学も夜間・通信課程を拡充し「いつでも学べる」環境を整え、キャリアアップや教養追求を図る社会人の入学者は令和3年度に約1.9万人と過去最多となりました。

文科省は職業を持つ者や主婦などを「社会人学生」と定義しており、本稿では最新統計を基に受入数トップ10大学と各校の支援策を解説します。

目次

評価方法

評価方法

本ランキングは文部科学省「学校基本調査」令和6年度(2024年)の統計を基に、大学・大学院を問わず在籍する社会人学生数を集計し、上位10校を抽出しました。通信教育課程が多いため正規課程を基本としつつ科目履修生や聴講生を含む場合もあり、公私立・別科を問わず全課程を横断的に比較しています。

人数は端数を四捨五入した概数であり、入学者数や卒業率の優劣を示すものではない点にご留意ください。参考までに調査対象校は180校超に上り、以上の方法で算出した総合ランキングを次節で解説します。

国内の社会人学生受入数が多い大学ランキング

上位を席巻するのは、いずれも通信制課程を整備した大学です。中でも放送大学は約9万人が学び、2位以下を大差で引き離しています。

続く京都芸術大学や慶應義塾大学の通信課程も、学費の抑制と専門科目の充実が評価され、社会人需要を安定的に獲得している現状です。

順位大学名学生数
1位放送大学約90,000人
2位京都芸術大学約17,000人
3位慶應義塾大学約8,000人
4位日本大学約7,400人
5位産業能率大学約6,700人
6位法政大学約6,500人
7位東京通信大学約6,000人
8位佛教大学約5,100人
9位日本福祉大学約4,800人
10位創価大学約4,700人

各校は学外試験会場の拡充や履修相談のオンライン化を進め、時間と地域の制約を減らす取り組みを徹底しています。また、単位互換制度や長期履修コースを設けることで、キャリアと学修を両立しやすい環境を実現し、離職や中退のリスクを低減している点も見逃せません。

1位:放送大学 – “いつでも、どこでも、だれでも”学べる生涯学習拠点

放送大学は在籍約9万人で社会人学生数が国内最多です。BS・ラジオ・インターネット授業をいつでも視聴でき、全国47都道府県の学習センターでスクーリングや学習相談も行えます。

教養学部6コース制で多様な分野をカバーし、18歳以上なら経歴を問わず入学が可能で、1単位5,500円前後と学費も手頃です。働きながら学位を目指す会社員や定年後に学び直すシニアなど幅広い層が在籍し、開学以来“誰でも学べる”理念を体現する生涯学習の中核として支持を集めています。

2位:京都芸術大学 – 充実のオンライン芸術教育で全国から社会人が集う

2位:京都芸術大学 – 充実のオンライン芸術教育で全国から社会人が集う

京都芸術大学の通信教育課程には、2024年度で約1万6,900人が在籍し、全国の社会人やシニアが学んでいます。1998年に国内初の四年制通信制芸大として開設され、自宅制作とオンライン添削で実践力を培える仕組みを整備しました。

学費は年間約17万円からと通学課程の1/8程度に抑えられ、多彩なデザイン・美術系科目に加え、2024年度には映像や食文化デザインなど新コースも誕生。幅広い年代が「いつか芸術を学びたい」という思いを実現できる環境が評価されています。

3位:慶應義塾大学 – 難関だがブランドと実績を誇る伝統の通信教育

3位:慶應義塾大学 – 難関だがブランドと実績を誇る伝統の通信教育

慶應義塾大学の通信教育課程は文学部・経済学部・法学部の三学部があり、約8,000人が学ぶ国内最大級の規模です。1950年創設と歴史も長く、レポートや試験の水準が高いため卒業率は低いものの、修了者の社会的評価は極めて高い点が強みと言えるでしょう。

学費は年間20万円台と抑えめで、全国に「慶友会」が組織され学習サポートも充実しており、働きながら挑戦したい社会人から根強い支持を集めています。科目履修生として一科目からの受講も可能で、難関ゆえ“石の上にも三年”の精神でキャリアアップを狙う学びの場として魅力が際立ちます。

4位:日本大学 – 総合大学のスケールメリットと伝統ある通信教育

4位:日本大学 – 総合大学のスケールメリットと伝統ある通信教育

日本大学通信教育部は1948年開設、約7,400人が学ぶ総合大学ならではの規模と学部の多彩さが特徴です。全国に学習会ネットワークがあり粘り強い学習を支援し、OB・OGの127万人超の人的資源はキャリア形成に大きな強みとなります。単位試験も通学課程並みに厳しく、卒業率は低めですが、その難関性が卒業生の評価を押し上げています。

学費も年間8〜10万円と手頃で編入制度も充実し、働きながら社会科学を体系的に学びたい社会人に選ばれ続けている状況です。全国試験会場やスクーリング会場も整備され、利便性にも配慮しています。

5位:産業能率大学 – 実務直結のカリキュラムと高い卒業率で社会人に優しい

5位:産業能率大学 – 実務直結のカリキュラムと高い卒業率で社会人に優しい

産業能率大学通信教育課程は経営学部中心に実務直結コースを揃え、約6,700人が在籍します。税務・FPなど専門科目が豊富で、オンラインと対面スクーリングを組み合わせた柔軟な履修設計が特徴です。3年次編入生の2年卒業率72.8%という高水準を達成し、確実に学位取得を目指す社会人に適しています。

学費は年間十数万円と抑えめで、学生会イベントが仲間づくりを後押しします。企業派遣留学や奨学金制度も活用しやすく、キャリアアップを支援する環境が整います。卒業生ネットワークも実務交流に役立つでしょう。

6位:法政大学 – 戦後最古の通信課程を持ち、多彩な科目で学び直しを支援

6位:法政大学 – 戦後最古の通信課程を持ち、多彩な科目で学び直しを支援

法政大学通信教育部は1947年創設、日本初の通信制大学として約6,500人が学びます。法律から史学まで幅広く、人文社会系の教材品質と全国スクーリング網が強みです。卒業には平均7〜8年を要するほど難度が高いものの、老舗ならではの研究会や部報が学習意欲を支えます。

学費は年12〜13万円ほどで科目履修生制度も備え、働きながら資格取得や教養深化を図る社会人に適した環境です。地方公務員や教員など多様な職種の学生が在籍し、学際的な刺激も得られます。オンラインスクーリング導入により遠隔地からでも履修しやすくなりました。

7位:東京通信大学 – フルオンライン大学ならではの利便性で急成長

7位:東京通信大学 – フルオンライン大学ならではの利便性で急成長

東京通信大学は2018年開学し、完全オンライン体制で約6,000人が学ぶ新興校です。入学から卒業までPCやスマホで完結し、動画教材やAIチャットサポートが学習負担を軽減します。学費は年約16万円、選考は書類のみと挑戦しやすく、社会人だけでなく高卒新卒者の進学先としても注目されています。

学生交流サイトやオンラインイベントが孤立を防ぎ、短期間での学位取得を後押しします。今後はデジタル人材育成のハブとして企業研修との連携拡大も期待されるでしょう。完全遠隔型ながら国家資格受験要件に対応する科目も順次拡充しています。

8位:佛教大学 – 教員養成に強み、最多の教員免許対応で社会人に人気

8位:佛教大学 – 教員養成に強み、最多の教員免許対応で社会人に人気

佛教大学通信教育課程は60年以上の歴史を持ち、約5,100人が在籍します。最大19種類の教員免許状に対応し、幼稚園から特別支援まで取得可能な点が大きな魅力です。過去10年で8,471名が免許を得た実績が示すように、教職課程センターの個別支援やオンラインスクーリングが社会人を手厚くサポートします。

仏教学や文化科目も充実し、生涯学習を志すシニア層にも人気です。京都本部での対面スクーリングに加え、遠隔地向け会場免除コースも用意され利便性が向上しました。教員を目指す現役大学生の併修先としても評価が高いです。

9位:日本福祉大学 – 福祉・医療分野の資格取得ニーズで堅調な社会人学生数

9位:日本福祉大学 – 福祉・医療分野の資格取得ニーズで堅調な社会人学生数

日本福祉大学通信教育課程は福祉・医療系に特化し、約4,800人の社会人が在籍しています。卒業により社会福祉士や精神保健福祉士試験の受験資格が得られるため、キャリアアップを目指す福祉職に選ばれます。eラーニング教材と国家試験対策講座が充実し、実践的な学びを支援します。

学費は年15万円程度と負担が軽く、小学校教諭二種免許など副資格にも対応している点が強みです。高齢化社会で需要が高まる医療ソーシャルワーカー育成にも注力し、専門家コミュニティを活かした相談体制が整います。

10位:創価大学 – 幅広い専攻と低廉な学費で学びやすい通信教育

10位:創価大学 – 幅広い専攻と低廉な学費で学びやすい通信教育

創価大学通信教育部は経済・法など四学部五学科を備え、約4,700人が学ぶ多様性豊かな学習環境です。正科生でも4年間総額約72万円と学費が低廉で、スクーリングもオンライン完結のため時間と場所の制約が少なく済みます。中高教員免許や学芸員資格の取得が可能で、18歳から80歳代まで幅広い年代が自己啓発やキャリア形成に活用しています。

機関誌『学光』や地域集会で交流が活発に行われ、学びやすさと支援の手厚さが高評価を得ています。通信制大学ランキング上位の常連で、柔軟な学習設計が長期的な学びを支えます。

まとめ

通信制大学が社会人学生の受入で優勢です。放送大学の規模は突出し、オンライン完結型や夜間科目など柔軟な履修設計が高評価を得ています。教員免許や福祉資格などキャリア直結コースが人気を後押しし、慶應義塾のような難関ブランド校も挑戦意欲を呼び込む構図と言えるでしょう。

政府のリカレント教育支援拡充と企業・大学の共同プログラムが進行し、AI学習支援を備えた新設校が登場しつつあります。大学は定員確保と社会的使命を両立させ、いつでも誰でも学べる学び直しの拠点へ進化が求められると考えられます。

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