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箱根駅伝の優勝大学ランキング【2025年度最新版】

毎年お正月の風物詩として愛され続ける箱根駅伝。「どの大学が本当に強いのか?」という疑問に答える最も確実な指標が、総合優勝回数です。

1920年の第1回大会から100年以上にわたって繰り広げられてきた熱戦は、各大学の真の実力と伝統を物語っています。優勝を重ねた大学は、優れた指導体制と選手育成環境を備えていると言えるでしょう。

今回は、「総合優勝を何回達成してきたか?」をもとに、箱根駅伝の歴史を築いた名門校をランキング形式で紹介します。

目次

ランキングの評価方法について

今回のランキングは、1920年の第1回大会から2025年の第101回大会までの箱根駅伝における総合優勝回数をもとに作成いたしました。

箱根駅伝は、毎年お正月に開催される東京箱根間往復大学駅伝競走の通称で、関東の大学による対抗戦として100年を超える歴史を持つ伝統的な大会です。評価基準として以下の要素を重視しました。

総合優勝回数
優勝年

これらの情報は、箱根駅伝公式記録、各大学の公式発表、新聞記事等の信頼できる資料をもとにまとめています。

箱根駅伝の優勝大学ランキング

順位大学名優勝回数優勝年
1位中央大学14回1926年・1948年・1950年・1951年・1953年・1955年・1956年・1959年・1960年・1961年・1962年・1963年・1964年・1996年
2位早稲田大学13回1922年・1923年・1927年・1930年・1931年・1933年・1934年・1952年・1954年・1984年・1985年・1993年・2011年
3位日本大学12回1935年・1936年・1937年・1938年・1940年・1943年・1957年・1958年・1965年・1967年・1968年・1974年
4位順天堂大学11回1966年・1979年・1981年・1982年・1986年・1987年・1988年・1989年・1999年・2001年・2007年
5位日本体育大学10回1969年・1970年・1971年・1972年・1973年・1977年・1978年・1980年・1983年・2013年
6位駒澤大学8回2000年・2002年・2003年・2004年・2005年・2008年・2021年・2023年
6位青山学院大学8回2015年・2016年・2017年・2018年・2020年・2022年・2024年・2025年
8位明治大学7回1921年・1924年・1925年・1928年・1929年・1947年・1949年
9位東洋大学4回2009年・2010年・2012年・2014年
9位大東文化大学4回1975年・1976年・1990年・1991年

1位 中央大学(Chuo University):14回

中央大学は箱根駅伝史上最多となる14回の総合優勝を誇る絶対的王者です。1959年から1964年にかけては史上最長となる6連覇を達成し「箱根の中央」として君臨していました。

特に昭和30年代から40年代にかけての黄金期は圧巻で、連続出場記録も98回と最多を記録しています。

1996年は32年ぶりの優勝を果たした後は優勝から遠ざかっているものの、2023年大会では22年ぶりのトップ3入りを果たし復活の兆しを見せています。

2位 早稲田大学(Waseda University):13回

早稲田大学は早稲田大学は13回の優勝を誇る伝統校。第3回大会(1922年)から優勝を重ね、長きにわたって箱根駅伝をリードしてきました。

特に1993年の優勝では武井・花田・櫛部らスター選手の活躍により全日本4連覇と合わせて駅伝界を席巻。復路での逆転劇や粘り強い走りが持ち味で、復路優勝回数は16回と最多を記録しています。

2011年の最新優勝以降は優勝から遠ざかっていますが、出場回数94回という安定した実力を維持し続けています。

3位 日本大学(Nihon University):12回

日本大学は12回の優勝実績を持つ名門校で、1935年の初優勝から4連覇を達成するなど戦前から戦後にかけて圧倒的な強さを誇りました。

1940年代から1970年代前半まで長期間にわたって優勝を重ね、特に連覇を3度達成するなど安定した強さが特徴でした。

出場回数91回は早稲田大学に次ぐ歴代2位の記録で、箱根駅伝黎明期から現代まで常に上位争いに絡む実力校として知られています。1974年の12度目の優勝を最後に総合優勝からは遠ざかっています。

4位 順天堂大学(Juntendo University):11回

順天堂大学は11回の優勝を誇り、特に「復路の順大」として親しまれてきた伝統校です。1966年の初優勝以降、1979年から1989年にかけて黄金期を築き、この期間に8回の優勝を達成しました。

復路での驚異的な追い上げ力が持ち味で、逆転優勝の回数は他校を圧倒しています。

2007年の最新優勝以降は16年間優勝から遠ざかっていますが、近年は東京五輪3000m障害7位入賞の三浦龍司選手を擁するなど個人のトップレベル選手を多数輩出し、復活への期待が高まっています。

5位 日本体育大学(Nippon Sport Science University):10回

日本体育大学は10回の優勝実績を持ち、そのうち5回が連続優勝という驚異的な記録を保持している強豪校です。1967年から1995年にかけての長期間で優勝を重ね、特に安定した選手層の厚さと体育系大学らしい徹底した体力強化が特徴でした。

連続出場記録は75回を誇り、箱根駅伝において最も安定した成績を残してきた大学の一つです。近年は上位争いから離れがちですが、伝統的な強化方針により常にシード権争いには絡む実力を維持しています。

6位 駒澤大学(Komazawa University):8回

駒澤大学は8回の優勝を誇る現代の強豪校で、2000年代に入ってから急激に力をつけた大学です。

2002年から2005年まで4連覇を達成し、2021年から2023年にかけても3年間で2回優勝するなど、現在最も勢いのある大学の一つです。

2023年には出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝の大学駅伝3冠を達成し、現代的なトレーニング方法と科学的なアプローチで選手を育成しています。復路での安定した走りと総合力の高さが持ち味で、今後も優勝争いの常連として注目されています。

6位 青山学院大学(Aoyama Gakuin University):8回

青山学院大学は2015年の初優勝以降、わずか11年間で8回の優勝を達成している現代箱根駅伝の象徴的存在です。原晋監督の指導のもと、2015年から2018年まで4連覇を達成し、2024年と2025年も連続優勝を果たしました。

特に山上りの5区での圧倒的な強さと大会新記録を連発する攻撃的な走りが特徴で、箱根駅伝に新たな風を吹かせています。

出場回数は30回と他の上位校に比べて少ないものの、短期間での優勝回数の多さは驚異的で、現在の箱根駅伝を代表する大学となっています。

8位 明治大学(Meiji University):7回

明治大学は7回の優勝実績を持つ伝統校で、箱根駅伝の黎明期から戦後復興期にかけて活躍しました。

第2回大会(1921年)での初優勝をはじめ、1920年代から1940年代にかけて安定した強さを発揮し、早稲田大学や中央大学と共に戦前の箱根駅伝を支えた名門校です。

出場回数65回という長い歴史を持ち、往路・復路ともに5回ずつの優勝を記録しています。近年は上位争いから遠ざかっていますが、伝統的な練習環境と指導体制により、常にシード権争いに絡む実力を維持し続けています。

9位 東洋大学(Toyo University):4回

東洋大学は4回の優勝を誇り、2009年から2014年にかけて短期間で集中的に結果を残した現代の強豪校です。「2代目山の神」と呼ばれた柏原竜二選手の5区での圧倒的な走りにより、2009年と2010年に連続優勝を達成しました。

往路優勝は7回と総合優勝回数を上回る実績があり、特に山上りでの強さは他校の追随を許さないレベルでした。出場回数83回という安定した実績もあり、近年は優勝争いからやや離れていますが、伝統的な山上り対策と堅実な選手育成により今後の巻き返しが期待されています。

9位 大東文化大学(Daito Bunka University):4回

大東文化大学は4回の優勝実績を持ち、1970年代から1990年代にかけて黄金期を築いた強豪校です。1975年と1976年、1990年と1991年の2度の連覇を達成した実力校として知られています。

青葉昌幸監督時代の指導力は特に高く評価され、厳しい練習環境の中で数多くの名ランナーを育成しました。

出場回数53回という実績もあり、往路・復路・総合すべてで4回ずつの優勝を記録する安定した強さを誇りました。近年は予選会敗退が続くなど低迷していますが、伝統的な強化方針により復活への取り組みを続けています。

まとめ

箱根駅伝の優勝回数は中央大学の14回が最多ですが、青山学院大学が11年間で8回優勝という驚異的なペースで記録を伸ばしています。このペースが続けば5〜7年で中央大学に並ぶ可能性も。

ただし駒澤大学も3年で2回優勝と勢いを見せており、現代の二強対決が熱を帯びています。中央大学や順天堂大学といった伝統校の復活もあり、最多優勝記録の行方から目が離せません。

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