MENU

オリンピックメダリスト出身大学ランキング【2025年度最新版】

オリンピック出場を目指すアスリートにとって、大学選びは競技人生を左右する重要な決断です。「どの大学に進学すれば、オリンピックメダリストになれる可能性が高まるのか?」知っておきたいという方も多くいるでしょう。

2004年から2024年までの20年間にわたって行われた9大会の戦いは、各大学の真の競技力と育成環境を物語っています。安定して成果を挙げた大学は、優れた指導体制と人材育成の仕組みを備えていると言えるでしょう。

今回は「金メダル3点・銀メダル2点・銅メダル1点」として算出したポイント数をもとに、オリンピックメダリスト出身大学ランキングを紹介します。

目次

ランキングの評価方法について

今回のランキングは、2004年から2024年までの20年間にわたる夏季・冬季オリンピックで、日本人メダリストを輩出した大学を対象に作成しました。対象となったのは、メダリスト350名以上、75大学以上で、企業チームや実業団は除外し、純粋な大学教育機関のみを集計しています。

評価基準として以下の要素を重視しました。

  • 2004〜2024年の夏季6大会・冬季3大会の実績を対象
  • メダルをポイント換算し、金3点・銀2点・銅1点として合計ポイントを算出

これらの情報は、IOC(国際オリンピック委員会)およびJOC(日本オリンピック委員会)の公式記録を基に、各選手の出身大学を詳細に調査・検証したものです。

オリンピックメダリスト出身大学ランキング TOP10(2004-2024年)

順位大学名合計ポイント総メダル数夏季オリンピック冬季オリンピック
1位日本体育大学147ポイント75個金20個・銀25個・銅19個金1個・銀6個・銅4個
2位日本大学73ポイント33個金4個・銀14個・銅12個金1個・銀2個・銅0個
3位順天堂大学58ポイント25個金12個・銀10個・銅3個金0個・銀0個・銅0個
4位東海大学57ポイント28個金9個・銀10個・銅6個金0個・銀1個・銅2個
5位早稲田大学46ポイント25個金6個・銀5個・銅4個金3個・銀1個・銅3個
6位至学館大学43ポイント17個金13個・銀4個・銅0個金0個・銀0個・銅0個
7位明治大学28ポイント17個金4個・銀3個・銅9個金0個・銀0個・銅1個
8位中京大学27ポイント25個金1個・銀3個・銅6個金0個・銀3個・銅6個
9位東洋大学23ポイント11個金5個・銀4個・銅2個金0個・銀0個・銅0個
10位専修大学4ポイント4個金0個・銀0個・銅2個金0個・銀0個・銅2個

1位:日本体育大学(Nippon Sport Science University):147ポイント

選手名競技種目メダル獲得年/メダル種別
水鳥寿思体操2004年/金メダル(団体)
北島康介競泳2004年/金(100m・200m平泳ぎ)・銅(4×100mメドレーリレー)
2008年/金(100m・200m平泳ぎ)・銅(4×100mメドレーリレー)
2012年/銀(400mメドレーリレー)
中村礼子競泳2004年/銅メダル(女子200m背泳ぎ)
2008年/銅メダル(女子200m背泳ぎ)
藤丸真世シンクロナイズドスイミング2004年/銀メダル(チーム)
田南部力レスリング2004年/銅メダル(男子フリースタイル55kg級)
小林雅英野球2004年/銅メダル
山本博アーチェリー男子個人2004年/銀メダル
内村航平体操2008年/銀(団体・個人総合)
2012年/金(個人総合)・銀(団体・ゆか)
2016年/金(個人総合・団体)
沖口誠体操2008年/銀メダル(団体)
湯元健一レスリング2008年/銀メダル(男子フリースタイル60kg級)
中瀬卓也体操団体2008年/銀メダル
松永共広レスリング2008年/銀メダルp(男子フリースタイル55kg級)
藤本索子ソフトボール2008年/金メダル
谷亮子柔道2008年/銅メダル(女子48kg級)
山室光史体操2012年/銀メダル(団体)
2016年/金メダル(団体)
松本隆太郎レスリング2012年/銅メダル(男子グレコローマン60kg級)
早川漣アーチェリー2012年/銅メダル(女子団体)
川澄奈穂美サッカー女子2012年/銀メダル
近賀ゆかりサッカー女子2012年/銀メダル
丸山桂里奈サッカー女子2012年/銀メダル
樋口黎レスリング2016年/銀メダル(男子フリースタイル57kg級)
2024年/金メダル(男子フリースタイル57kg級)
白井健三体操2016年/金メダル(団体)
2016年/銅メダル(跳馬)
太田忍レスリング2016年/銀メダル(男子グレコローマン59kg級)
箱山愛香シンクロナイズドスイミング2016年/銅メダル(チーム)
髙梨沙羅スキージャンプ2018年/銅メダル(女子ノーマルヒル)
髙木美帆スピードスケート2018年/金(チームパシュート)・銀(1500m)・銅(1000m)
2022年/金(1000m)・銀(500m・1500m・チームパシュート)
入江聖奈ボクシング2021年/金メダル(女子フェザー級)
阿部詩柔道2021年/金メダル(女子52kg級)
2021年/銀メダル(女子52kg級)
2024年/銀メダル(混合団体)
阿部一二三柔道2021年・2024年/金メダル(男子66kg級)
2021年・2024年/銀メダル(混合団体)(男子66kg級)
河田悠希アーチェリー2021年/銅メダル(男子団体)
村上茉愛体操2021年/銅メダル(女子ゆか)
文田健一郎レスリング2021年/銀メダル(男子グレコローマン60kg級)
2024年/金メダル(男子グレコローマン60kg級)
屋比久翔平レスリング男子2021年/銅メダル(グレコローマン77kg級)
藤波朱理レスリング2024年/金メダル(女子53kg級)
日下尚レスリング2024年/金メダル(男子グレコローマン77kg級)
東晟良フェンシング2024年/銅メダル(女子フルーレ団体)

日本体育大学は、圧倒的な合計ポイント147点、総メダル数75個のメダルで堂々の1位にランクイン

夏季オリンピックでは金20個・銀25個・銅19個、冬季でも金1個・銀6個・銅4個と全シーズンで圧倒的な実績を誇ります。

体操の内村航平、競泳の北島康介、柔道の谷亮子など、日本オリンピック史に名を刻むレジェンド級選手を多数輩出。同大学の特徴は競技の多様性にあり、陸上、体操、競泳、柔道、レスリング、サッカーなど幅広い種目でトップアスリートを育成する総合力を持っています。

2位:日本大学(Nihon University):73ポイント

選手名競技種目メダル獲得年/メダル種別
森田 智己競泳2004年/銅メダル(男子100m背泳ぎ)
2004年/銅メダル(男子4×100mメドレーリレー)
井上 謙二レスリング2004年/銅メダル(男子フリースタイル60kg級)
関 一人セーリング2004年/銅メダル(男子470級)
清水 直行野球2004年/銅メダル
佐藤 久佳競泳2008年/銅メダル(男子4×100mメドレーリレー)
原田 早穂シンクロナイズドスイミング2004年/銀メダル(チーム)
2008年/銅メダル(デュエット)
鈴木 絵美子シンクロナイズドスイミング2004年/銀メダル(チーム)
2008年/銅メダル(デュエット)
清水 宏保スピードスケート2002年/銀メダル(男子500m)
長島 圭一郎スピードスケート2010年/銀メダル(男子500m)
田中 和仁体操2012年/銀メダル(男子団体)
上田 春佳競泳2012年/銅メダル(女子4×100mメドレーリレー)
ケンブリッジ 飛鳥陸上2016年/銀メダル(男子4×100mリレー)
原沢 久喜柔道2016年/銀メダル(男子100kg超級)
2021年/銀メダル(混合団体)
三井 梨紗子シンクロナイズドスイミング2016年/銅メダル(デュエット)
2016年/銅メダル(チーム)
小堀 勇氣競泳2016年/銅メダル(男子4×200mフリーリレー)
原 大智スキーフリースタイル2018年/銅メダル(男子モーグル)
平野 歩夢スノーボード2014年/銀メダル(男子ハーフパイプ)
2018年/銀メダル(男子ハーフパイプ)
2022年/金メダル(男子ハーフパイプ)
山田 優フェンシング2021年/金メダル(男子エペ団体)
2024年/銀メダル(男子エペ団体)
素根 輝柔道2021年/金メダル(女子78kg超級)
2021年/銀メダル(混合団体)
本多 灯競泳2021年/銀メダル(男子200mバタフライ)
向 翔一郎柔道2021年/銀メダル(混合団体)
北口 榛花陸上2024年/金メダル(女子やり投げ)

日本大学は、合計ポイント73点、総メダル数33個で2位にランクイン。夏季で金4個・銀14個・銅12個、冬季で金1個・銀2個のメダルを獲得しています。

スノーボードの平野歩夢が北京2022で金メダルを獲得するなど、夏冬両方でも活躍。同大学は全国に複数のキャンパスを持つ特色を活かし、地域の特性に応じた競技強化を展開しています。

特にスポーツ科学部では最新の研究成果を競技現場に応用し、科学的根拠に基づいたトレーニング方法を確立。さらに、多様な学部との連携を通じて、選手の競技後のキャリア形成も支援しています。

3位:順天堂大学(Juntendo University):58ポイント

選手名競技種目メダル獲得年/メダル種別
冨田 洋之体操2004年/金メダル(男子団体)
2004年/銀(男子種目別平行棒)
2008年/銀(男子団体)
鹿島 丈博体操2004年/金(男子団体)
2004年/銅(男子種目別あん馬)
2008年/銀(男子団体)
米田 功体操2004年/金(男子団体)
2004年/銅(男子種目別鉄棒)
坂本 功貴体操2008年/銀(男子団体)
高平 慎士陸上2008年/銀(男子4×100mリレー)
田中 佑典体操2012年/銀(男子団体)
2016年/金(男子団体)
加藤 凌平体操2012年/銀(男子団体)
2016年/金(男子団体)
橋本 大輝体操2021年/金(男子個人総合)
2021年/金(男子種目別鉄棒)
2021年/銀(男子団体)
2024年/金メダル
萱 和磨体操2021年/銀メダル
2021年/銅メダル
2024年/金メダル
谷川 航体操2021年/銀メダル
2024年/金メダル
佐野 優人ゴールボール2024年/金メダル

順天堂大学は、合計ポイント58点、総メダル数25個で3位にランクイン。

体操競技のメッカとして知られ、内村航平、冨田洋之、橋本大輝など世界トップレベルの体操選手を輩出。医学部を持つ総合大学としての科学的アプローチと、伝統的な体操指導法の融合により、技術と理論両面から選手育成に取り組んでいます。

近年は体操以外の競技でもメダリストを輩出し始めています。同大学の体操部は1875年創部という長い歴史を持ち、代々受け継がれてきた技術指導ノウハウと最新のスポーツ科学を組み合わせた独自の育成システムを確立しています。

4位:東海大学(Tokai University):57ポイント

選手名競技種目メダル獲得年/メダル種別
塚田真希柔道2004年/金メダル(女子78kg超級)
上原浩治野球2004年/銅メダル(投手)
藤田征樹自転車競技2008年/銀メダル(パラリンピック・男子3km個人パシュート LC3)
2008年/銅メダル(パラリンピック・男子ロードTT LC3)
2012年/銅メダル自転車競技(パラリンピック・男子ロードTT C3)
2016年/銀メダル(パラリンピック・男子ロードTT C3)
塚田真希柔道2008年/銀メダル(女子78kg超級)
末續慎吾陸上競技2008年/銅メダル(男子4×100mリレー)
塚原直貴陸上競技2008年/銅メダル(男子4×100mリレー)
大儀見優季サッカー2012年/銀メダル
中矢力柔道2012年/銀メダル(男子73kg級)
葛西紀明スキージャンプ2014年/銀メダル(男子ラージヒル個人)
2014年/銅メダル(男子ラージヒル団体)
高藤直寿柔道2016年/銅メダル(男子60kg級)
ベイカー茉秋柔道2016年/金メダル(男子90kg級)
羽賀龍之介柔道2016年/銅メダル(男子100kg級)
田知本遥柔道2016年/金メダル(女子70kg級)
金藤理絵競泳2016年/金メダル(女子200m平泳ぎ)
吉田夕梨花カーリング2018年/銅メダル
髙藤直寿柔道2020年/金メダル(男子60kg級)
志田淳陸上競技2020年/金メダル(パラリンピック・女子マラソンT12ガイドランナー)
青山由佳陸上競技2020年/金メダル(パラリンピック・女子マラソンT12ガイドランナー)
村尾三四郎柔道2024年/銀メダル(男子90kg級)
2024年/銀メダル(混合団体)

東海大学、合計ポイント57点、総メダル数28個で4位にランクイン。夏季で金9個・銀10個・銅6個、冬季で銀1個・銅2個の実績を残しています。

柔道や陸上競技で安定したメダリストを輩出する一方、スキージャンプの葛西紀明など冬季競技でも存在感を示しています。全国に複数キャンパスを持つ特色を活かし、地域密着型の競技強化を展開。

同大学の強みは、体育学部を中心とした充実したスポーツ施設と指導体制にあります。特に湘南キャンパスには最新設備を備えた体育館やトレーニング施設があり、選手たちの競技力向上をサポート。また、北海道キャンパスでは冬季競技の強化拠点として機能し、雪国ならではの環境を活かした専門的な指導を行っています。

5位:早稲田大学(Waseda University):46ポイント

選手名競技種目メダル獲得年/メダル種別
荒川静香フィギュアスケート2006年/金メダル(女子シングル)
上野雅恵柔道2008年/金メダル(女子70kg級)
ソフトボール日本代表チームソフトボール2008年/金メダル
藤井拓郎競泳2012年/銀メダル(男子4×100mメドレーリレー)
星奈津美競泳2012年/銅メダル(女子200mバタフライ)
渡部暁斗ノルディック2014年/銀メダル(複合ノーマルヒル)
羽生結弦フィギュアスケート2014年/金メダル(男子シングル)
2018年/金メダル(男子シングル)
坂井聖人競泳2016年/銀メダル(男子200mバタフライ)
瀬戸大也競泳2016年/銅メダル(男子400m個人メドレー)
星奈津美競泳2016年/銅メダル(女子200mバタフライ)
須崎優衣レスリング2021年/金メダル(女子50kg級)
加納虹輝フェンシング2021年/金メダル(男子エペ団体)
2024年/銀メダル(男子エペ個人)
本橋菜子バスケットボール女子2021年/銀メダル
ノルディック複合男子団体ノルディック2022年/銅メダル(複合団体ラージヒル)
須崎優衣レスリング2024年/金メダル(女子50kg級)
松山恭助フェンシング2024年/金メダル(男子フルーレ団体)
池田海実柔道2024年/銀メダル(女子57kg級)
岡田奎樹セーリング2024年/銀メダル(混合470級)
張本智和卓球2024年/銅メダル(男子団体)

早稲田大学は、合計ポイント46点、総メダル数25個で5位にランクイン

夏季で金6個・銀5個・銅4個、冬季でも金3個・銀1個・銅3個と夏冬両方で安定した実績。フィギュアスケートの羽生結弦が平昌・北京で連覇を達成し、冬季オリンピックでも存在感を発揮しました。

総合大学としての多様性を活かし、幅広い競技分野でメダリストを輩出している点が特徴的です。同大学は学業と競技の両立を重視する教育方針により、知性と技術を兼ね備えたアスリートを育成しています。近年はノルディック複合やクロスカントリースキーなど冬季競技での躍進も目立ちます。

6位:至学館大学(Shigakkan University):43ポイント

選手名競技種目メダル獲得年/メダル種別
吉田沙保里レスリング2004年/金メダル(女子55kg級)
2008年/金メダル(女子55kg級)
2012年/金メダル(女子55kg級)
2016年/銀メダル(女子53kg級)
伊調馨レスリング2004年/金メダル(女子63kg級)
2008年/金メダル(女子63kg級)
2012年/金メダル(女子63kg級)
2016年/金メダル(女子58kg級)
伊調千春レスリング2004年/銀メダル(女子48kg級)
2008年/銀メダル(女子48kg級)
小原日登美レスリング2012年/金メダル(女子48kg級)
登坂絵莉レスリング2016年/金メダル(女子48kg級)
川井梨紗子レスリング2016年/金メダル(女子63kg級)
2021年/金メダル(女子57kg級)
土性沙羅レスリング2016年/金メダル(女子69kg級)
志土地真優(旧姓:向田真優)レスリング2021年/金メダル(女子53kg級)
川井友香子レスリング2021年/金メダル(女子62kg級)

至学館大学は、合計ポイント43点、総メダル数17個で6位にランクイン。

レスリング女子に特化した戦略で、吉田沙保里、伊調馨、登坂絵莉、土性沙羅など、女子レスリング界の絶対王者を次々と輩出。競技特化型の教育・強化システムが功を奏し、「金メダル製造大学」の異名を持ちます。

同大学の強さの秘密は、徹底した個別指導と科学的トレーニングメソッドにあります。レスリング部の練習環境は世界トップレベルを誇り、選手一人ひとりに最適化されたプログラムを提供。

卒業後も継続的なサポート体制を整えており、現役選手と OB・OGの連携も密接です。

7位:明治大学(Meiji University):28ポイント

選手名競技種目メダル獲得年/メダル種別
塚原直也体操2004年/金メダル(男子団体総合)
阿武教子柔道2004年/金メダル(女子78kg級)
泉浩柔道2004年/銀メダル(男子90kg級)
海老沼匡柔道2012年/銅メダル(男子66kg級)
2016年/銅メダル(男子66kg級)
水谷隼卓球2016年/銅メダル(男子シングルス)
2016年/銀メダル(男子団体)
2020年/金メダル(混合ダブルス)
2020年/銅メダル(男子団体)
丹羽孝希卓球2016年/銀メダル(男子団体)
2020年/銅メダル(男子団体)
森下暢仁野球2020年/金メダル
樋口新葉フィギュアスケート2022年/銅メダル(団体)
戸本一真総合馬術2024年/銅メダル(団体)
北島隆三総合馬術2024年/銅メダル(団体)
大岩義明総合馬術2024年/銅メダル(団体)

明治大学は、合計ポイント28点、総メダル数17個で7位にランクイン。夏季で金4個・銀3個・銅9個、冬季で銅1個の成績を残しています。

卓球・柔道など多様な競技でメダリストを輩出。伝統ある私立大学として、学業と競技の両立を重視した教育方針のもと、知性と技術を兼ね備えたアスリートを育成しています。

同大学は「個を強くする大学」というスローガンのもと、選手一人ひとりの個性と能力を最大限に引き出す指導を行っています。特に和泉キャンパスの充実した体育施設では、最新のトレーニング理論に基づいた科学的な強化プログラムを実施。卒業生による後輩指導も盛んで、縦の繋がりを活かした継続的な強化システムが確立されています。

8位:中京大学(Chukyo University):27ポイント

選手名競技種目メダル獲得年/メダル種別
室伏 広治男子ハンマー投2004年/金メダル
2012年/銅メダル
伊藤 幸子女子ソフトボール2008年/金
松田 丈志競泳2008年/銅メダル(男子200mバタフライ)
2012年/銀メダル(男子4×100mメドレーリレー)
2012年/銅メダル(男子200mバタフライ)
2016年/銅メダル(男子4×200mフリーリレー)
浅田 真央フィギュアスケート2010年/銀メダル(女子シングル)
宇野 昌磨フィギュアスケート2018年/銀メダル(男子シングル)
2022年/銅メダル(男子シングル)
2022年/銅メダル(団体)
堀島 行真スキーフリースタイル2022年/銅メダル(男子モーグル)
木原 龍一フィギュアスケート2022年/銅メダル(団体)
三浦 璃来フィギュアスケート2022年/銅メダル(団体)
鍵山 優真フィギュアスケート2022年/銀メダル(男子シングル)
2022年/銅メダル(団体)

中京大学は、合計ポイント27点、総メダル数25個で8位にランクイン。夏季は金1個・銀3個・銅6個、冬季は銀3個・銅6個と、夏冬ともにバランスの良い実績です。

特にフィギュアスケートでは、1966年創部以来培われてきた指導ノウハウと充実したスケートリンクなどの施設環境を活かし、浅田真央・宇野昌磨・鍵山優真といった世界的スターを輩出

技術指導から演技構成、メンタルケアまで総合的なサポート体制を整えるほか、愛知県という地域性を活かした産学連携も盛んで、選手育成を多角的に支えています。

9位:東洋大学(Toyo University):23ポイント

選手名競技種目メダル獲得年/メダル種別
村田諒太ボクシング2012年/金メダル(75kg級)
大橋悠依競泳
競泳
2021年/金メダル(400m個人メドレー)
2021年/金メダル(200m個人メドレー)
鏡優翔レスリング2024年/金メダル(女子76kg級)
萩野公介競泳2016年/銀メダル(200m個人メドレー)
桐生祥秀陸上競技2016年/銀メダル(4×100mリレー)
池田向希陸上競技2021年/銀メダル(20km競歩)
松下知之競泳2024年/銀メダル(400m個人メドレー)
萩野公介競泳
2012年/銅メダル(400m個人メドレー)
2016年/銅メダル(4×200mフリーリレー)
2016年/金メダル(400m個人メドレー)

東洋大学は、合計ポイント23点、総メダル数11個で9位にランクイン。夏季で金5個・銀4個・銅2個を獲得しています。

陸上競技の桐生祥秀をはじめ、近年急速に競技力を向上させている注目の大学。「哲学の東洋」として知られる同大学が、スポーツ分野でも着実に実績を積み上げ、今後のさらなる飛躍が期待されます。

同大学の躍進の大きな理由は、2000年代後半からの戦略的なスポーツ強化。陸上競技部の充実した指導体制と最新設備により、短距離を中心に日本トップレベルの選手を育成しています。また、学業とスポーツの両立を支援する制度も充実しており、選手が競技に専念できる環境を整備しています。

10位:専修大学(Senshu University):4ポイント

選手名競技種目メダル獲得年/メダル種別
黒田博樹野球2004年/銅メダル
小野塚彩那フリースタイルスキー2014年/銅メダル(女子ハーフパイプ)
森重航スピードスケート2022年/銅メダル
菊池小巻フェンシング2024年/銅メダル(女子フルーレ団体)

専修大学、合計ポイント4点、総メダル数4個で10位にランクイン。夏季で銅2個、冬季で銅2個を記録しています。

スピードスケートを中心とした冬季競技で特に実績があり、森重航などのメダリストを輩出。比較的規模の小さな大学ながら、特定競技への集中的な投資と指導体制により効率的にメダリストを育成しています。

同大学の特徴は限られたリソースを効果的に活用し、スピードスケート、陸上競技、レスリングなど特定分野に特化した指導を行うなど「選択と集中」による競技強化戦略です。また、OB・OGによる指導体制も充実しており、現役時代の経験を活かした実践的な指導が行われています。

まとめ

このランキングで最も注目すべきは、日本体育大学の絶対的優位性の継続です。153点という圧倒的な数字は2位早稲田大学の3倍超であり、この差は今後10年間は縮まらないと予想されます。しかし真の注目ポイントは中位校の急激な台頭にあります。特に東洋大学の10位ランクインは従来の図式を覆す象徴的な出来事で、今後5年間で順位の大幅な入れ替わりが予想されます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次